現在使用しているデスクトップPCはCooler Master Silencio S600 TGを利用しています
このSilencio S600はフロントパネルに5インチベイ(5.25インチベイ)が1つ搭載されています
5インチベイにはDVD・BDを扱うための光学ドライブを積むことが多いのですが、家族共用のパソコンでも使えるように外付け光学ドライブを使用しているので何も載せていないままでした
光学ドライブ以外の5インチベイの活用方法としては
- 小物入れ
- HDD・SSDケース
- ファンコントローラー
- USBポート
というものがありますが、今回はUSBポートを増設することにしました
とはいえPCケースの風潮から5インチベイは廃止傾向にあって、そのせいで5インチベイアクセサリーも有名メーカーのものはそんなになかったです
そんな状態なのですが頑張ってAmazonで検索した結果、EASYDIYのこちらの商品を購入しました
EASYDIYは中華系のメーカーらしく、5,000円くらいするので外した時がちょっと怖かったのですが購入してみたのでレビューしていきたいと思います
EASYDIY 5.25インチUSB 3.1 Gen2ハブ
内容物
Amazonから届いたのがこちら
小さくてシンプルな箱ですね。シールの右下にはMade in Chinaの文字が
中身を全部出したのがこちら
破損などは無く、ぱっと見でわかる異常はなさそうでよかったです
以下のものが入っていました
- USBポートハブ本体
- USB3.1 Gen2ケーブル
- 取り付け用ネジ4本
- マニュアル
USBポートは以下の3種類計6ポートあります
- QC3.0充電ポート×2
- USB3.1 Gen2ポート(USB-A)×3
- USB3.1 Gen2ポート(USB Type-C)×1
USBポートのプラスチックの絶縁体に緑と赤の色が付いていますね。USB3.0の青しか知らなかったのですが、様々なパターンがあるようですね
USB3.1 Gen2ケーブルをつなげて斜め上から撮ってみました
カバーは無く基板がむき出しです。ケースに入れるので特に問題はないですが
左のケーブルはシリアルATA(SATA)電源ケーブルになってます
5.25インチベイに取り付け
というわけで取り付けていきたいと思います
まずケースの5インチベイに付けられているカバーを奥に押し込んで外していきます。外れるまでそこそこしなって壊れないかちょっとビビりました
外し終わったらUSBポートハブを前から差し込んでいきます
フロントパネルとピッタリないい位置に収めたら左右のネジ穴を付属のネジで留めていきます
ネジ穴は計4つあるのですが、Silencio S600の場合はレバーで1つ隠れてしまっていますね
配線
取り付けが終わったのでケーブルをつなげていきます
まずはSATA電源ケーブルをつないで
SilverStone CP14の利用
次にUSB3.1 Gen2ケーブルをつなごうとしたら、自分の使っているマザーボードに対応する端子(20ピンKey Aコネクタ)が無いことがわかりました。すっかり見落としていました
幸いUSB3.1 Gen1(USB3.0)が余っていて、変換をしてくれるアダプターが売っていたのでSilverStone CP14を購入しました
取り付けはUSB3.1 Gen1(USB3.0)19ピンポートに差し込んでケーブルをつなぐだけ
端子が対応していないときは驚きましたが無事につなぐことができました
給電量とデータ転送速度
素人で厳密な測定ではないのですが、給電量と転送速度を測定してみました
上の画像の左側(QC3.0ポート)から測定していきます
機器については
- 給電量:Huawei P30 lite
- 転送速度:I-Oデータ U3C-HP32G(Type-A・Type-C両方搭載)
を接続して測定してみました
QC3.0ポート×2
左のQC3.0ポートの結果はこのようになりました
9V-1Aなので9W充電ですね
QC2.0は5V/1A=5Wの1.8倍の充電量となっているのでQuick Chargeはされていますね。QC3.0に対応しているかどうかを測定する方法がわからないのでこちらはわからないままです
転送速度については測定することができませんでした。どうやらデータ転送には対応していないUSBポートのようです
スマホを充電だけしたいときにパソコンと繋がらなくて済むので個人的にはメリットですね
USB3.1 Gen2ポート×3
※USB3.1 Gen2ポートですが、先述した変換アダプタCP14を使っているのでUSB3.1 Gen1(USB3.0)で機能しています
給電量に関しては以下のようになりました
おおむね5V/0.4Aとなっていて給電に関しては普通です
CrystalDiskMarkで測定したデータ転送速度はこのような結果になりました
右下のランダム書き込みに関してはかなり低いデータになっているのは相性問題でしょうか
理論値では
USB3.1 Gen1(USB3.0):最大5Gbps(500MB/s)
USB2.0:最大480Mbps(60MB/s)
となっていて、USB2.0よりは早くなっているのでUSB3.1 Gen1(USB3.0)として機能はしていそうです
USB-Type-Cポート
※USB3.1 Gen2ポートですが、先述した変換アダプタCP14を使っているのでUSB3.1 Gen1(USB3.0)で機能しています
一番右のUSB Type-Cの結果は以下のようになりました
左の赤ポート×3と比較すると給電量は5V/0.6A程度とよりやや多くなっていますが、データ転送速度はほぼ変わらずで、USB3.1 Gen1(USB3.0)として機能しているようです
本音を言うとこんなにUSBポートを増やしてもフルに活用できる気はしないのですね。QC3.0ポートでスマホを充電できるのは便利なので利用していますが、他のポートはあんまり使わないですね。とはいえ使っていない5インチベイの活用ができるので、利用してみてはどうでしょうか
今回は以上となります
最後まで読んでいただきありがとうございました