前の記事で4Kディスプレイを購入したのですが、撮影した画像を確認するのが楽になったり、目の負担が軽くなったりといいことが多くなりました。
今までの23インチより一回り大きい27インチのディスプレイを買って満足なのですが、サブディスプレイが欲しいと思い探した結果、同じHPからEliteDisplay E243dを購入しました
HP EliteDisplay 23.8インチワイドドッキングモニター E243d 製品詳細・スペック - HP 法人向けディスプレイ・モニター通販 | 日本HP
法人向けで値段が税抜48,000円だったのですが、500台限定で半額の税抜24,000円だったので買ってみました。
今回はそれのレビューとなります
HP Elitedisplay E243dの仕様
シンプルな段ボールの外装で届きました。写真では伝わらないのですが、結構大きい箱です。
内容物
中身はこのような感じ。色々なものが入っていますね
- ディスプレイ本体
- ディスプレイスタンド
- ACアダプター
- ACアダプター用のケーブル
- HDMIケーブル
- USB-C-USB-Cケーブル
- USB-A-USB-Bケーブル
- DC-DCケーブル
- DC変換アダプタ
- 書類一式
が入っていました。想像以上に色々入っていますね
ディスプレイからノートパソコンを充電できるほどなので、ACアダプターはかなりの大きさで重いです。
左がHP EliteDisplayE243d、右がHP 27f 4KのACアダプターです
背面・側面ポート
ディスプレイの背面はこのような感じ。上にVESAマウントがありますね
端子は左から順に
- 電源IN
- 電源OUT
- HDMI
- DisplayPort(出力専用)
- VGA
- オーディオ入力
- USB-C
- USB-B
- LAN端子
- USB-A
- USB-A
となっています。かなりありますね
加えてディスプレイ側面に以下の3つが付いています
- USB-A(雷マーク付)
- USB-A
- オーディオ出力
USB-Aポートが4つもあるので新しくUSBハブ買わなくていいくらいには充実していますね
USBの雷マークを調べたら「スリープ時でも充電ができる」とあったのですが、デフォルトではスリープ時に充電できなかったです
スリープ時の充電は後述する設定変更ででき、USB-A4ポート全部でスリープ時の充電ができました。雷マークの有無はこのあとの検証で分かったのですが、給電能力の差のようで、スペック表にはファストチャージングポートと表記されています
ディスプレイ組み立て
背面のVESAマウントのところにスタンドの爪を引っ掛ける穴があります
こんな感じで爪を引っ掛けて倒せば取り付け終了です
スタンドは大きくて重さもありますが、取り付けは簡単でよかったです
取り付け終わったので立ててみました
ディスプレイにはクイックセットアップの紙が貼ってあることに立ててから気づきました
紙をはがして電源を付けてみました
ドット抜けは無いようで安心しました。
ディスプレイはこんな感じで15cmほど調節することができます。
機能紹介
詳しい取扱説明書が無いので、自分の調べられた範囲でわかったことを書いていきます
カメラについて
このEliteDisplay E243dなんですが、こんな感じでカメラが付いています
ポップアップ式で使わないときはしまうことができます
使い方
まずカメラ機能を使うには付属品の以下のどちらかのケーブルを用いてパソコンとディスプレイを直接接続します。
- USB-C-USB-Cケーブル
- USB-A-USB-Bケーブル
繋いでパソコンが認識されるとカメラが使えるようになります
使えるソフトに関しては
- カメラ(Windowsに元々入っているやつ)
- CyberLink Youcam
が使えました。おそらく他のソフトウェアでも使えるはずです
Windowsのカメラは自撮り用の左右反転機能といった便利なものが見当たらないので、CyberLink Youcamといったアプリケーションを使った方が幸せになれると思います
画質について
1280×720のいわゆる720p撮影のできる小さなカメラなので、画質はそんなによくはありません。例えるならエントリーモデルのAndroid端末のインカメくらいですかね。自分の持っているHuawei P30 liteのインカメより少し粗いような画質です。会議で最低限話せればいいってくらいでしょう
USBポートについて
充電とデータ転送
USBポートなのでディスプレイに電気が通っていればこんな感じで充電ができます
また、USB-CケーブルまたはUSB-A-Bケーブルを使ってディスプレイとパソコンをつなぐことでUSBポートがパソコンで認識されるようになります。
こうするとマウスやキーボードがディスプレイのUSBポートに差して使うことができるようになります。となるとパソコン本体に線を伸ばさなくて済むので配線をすっきりさせることができます。
画面OFF時に充電できるようにする方法
ディスプレイ下の電源ボタン横にあるメニューボタンを押します
メインメニュー(Main Menu)
→電力コントロール(Power Control)
→電源モード(Power Mode)
→省電力(Power Saver) またはパフォーマンス(Performance)
となっており、デフォルトでは「省電力」になっているので、「パフォーマンス」に変更します。そうすると画面OFF時に充電ができるようになります
ちなみに、言語は
メインメニュー(Main Menu)
→マネージメント(Management)
→言語(Language)
→日本語
で変えられるので、先に日本語に直してからのほうが探しやすくなると思います。
充電能力について
USB-Aポートが4つあるので電力がどんななのか見ていきたいと思います。
検証の結果、ディスプレイ側面の雷マークの付いたUSBのみ結果が違ったため
雷マーク付き1つとマークのない3つで比べていきます
電力モード:パフォーマンス・パソコンとの接続:なし
- 雷マークなし:5.037V-0.425A
- 雷マークあり:4.899V-1.641A
電力モード:パフォーマンス・パソコンとの接続:USB-Cケーブル
- 雷マークなし:5.030V-0.426A
- 雷マークあり:4.994V-1.206A
電力モード:省電力・パソコンとの接続:なし
- 雷マークなし:5.031V-0.426A
- 雷マークあり:4.905V-1.640A
電力モード:省電力・パソコンとの接続:USB-Cケーブル
- 雷マークなし:5.163V-0.426A
- 雷マークあり:4.987V-1.251A
というような結果になりました。
端末がパソコンに認識されることで多少の電流の変化があったのですが
- 雷マークありのUSBポートは他の3つと比べて給電能力が大きいポートである
- 省電力とパフォーマンスで電流量に変化はなく、スリープ時の充電のON/OFFが違いとなっている
と考えられそうですね
使ってみての感想
はじめはでかいディスプレイだなと思ったのですが、USBポートが4つもありパソコンと接続することでマウス・キーボードのハブとして使えることがすごい便利です。
組み立てたデスクトップパソコンが大きいので床に置いて使用するしかないのですが、それだとマウスやキーボードのコードが微妙に足りないなんてこともあり、不便に感じていました。それがEliteDisplay E243dがUSBハブの役割をしてくれるので、一部のケーブルを机の上でゆとりを持って配線させることができるので楽になりました
定価48,000円、半額になって24,000円って高いなと思ったのですが、USBハブ機能も考えると使いやすくていいものを買えたなと思いました。
今は公式サイトで一時取り扱い停止になっていますね。楽天市場では取り扱っているようですが、お取り寄せなので手に入るかどうかはわかりませんが、気になった方はチェックしてみてはどうでしょうか
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。