夏前から勉強などに追われてしまい、レザークラフトをしていなかったのですが、最近落ち着いてきて時間に余裕ができたので久しぶりにやっていこうと思います。
カードケースを作っていこうと思います。
以前も作ったのですが、仕切りがないものだったので、今回は仕切りありのケースになります
制作過程
材料
➀「東急ハンズ」オイルレザー赤(1.8mm厚)
②「和乃革」オイルレザーはぎれのキャメル(1mm厚)
③バネホック一組
④クラフト社「手縫いロウビキ糸 オレンジ」
⑤トコノール、サイビノール
あとは針や菱錐などといった道具がありますが、省略します
型紙
久しぶりなので簡単なものから作りたかったので、型紙はシンプルなものにしました
免許証やポイントカード、キャッシュカード、クレジットカードカードといった一般的なカードの大きさが5.4cm×8.56cmらしいので以下の大きさに切り出しました
➀6cm×10.5cm 2枚
②6cm×11cm 2枚
③10.5cm×22cm 1枚
➀と②は内装用で、カード入れの仕切りの部分です
③は外装用になります
実際の写真がこんな感じです(暗くてすいません)
床処理
無事に裁断が終わったので、革の裏である床を処理していこうと思います
こんな感じでトコノールを塗って
あとはすぐにガラス板を用いてトコノールを広げつつ慣らしていくだけです
キャメルのパーツが4枚あったので床処理をしていった時間変化を撮ってみました。
どちらの写真も色が明るい順に
未処理→床処理し終わった直後→処理後10分置いた後
になってます
トコノールを塗る前は表と同じキャメルだったのですが、処理が進むにつれて茶色になっていますね。
床処理すると裏の手触りがスベスベになるのが好きで必要以上にやってしまいます
一通り処理が終わったのがこちらになります
縫い付け
内装(仕切り部分)の作成
4枚の革を使って蛇腹折りのような仕切りを作っていきます
➀(6cm×10.5cm) と②(6cm×11cm)を表同士を内側にして合わせて合わせて、縫っていきます
縫う箇所は左右の端から1.3cm内側で、シンプルに平縫いしていきます
同じものを2セット作ります
できあがった2つを合わせて、1つにまとめていきます
縫う箇所は端から4mmのところで同じく平縫いでやっていきます
完成した仕切りの写真がこちら
外装と内装の縫い付け
先ほど作成した内装の仕切りを外装に縫い付けていきたいと思います
写真はないのですが、
縫いつける前に外装にバネホックを取り付けました
片側だけ縫い付けた様子がこちら
縫い目は少しがたついているのですが、写真で見る分にはあまり気にならないですね
同じようにもう片側も縫い付けていきます
片方を縫い付けているせいでさっきと違い自由が利かなくなって、縫い穴を開けるだけでも一苦労でした。
両側を縫い付け終わったのがこちら
あとはコバの処理などをして完成です
完成品
早速カードを入れてみました
厚めのカード10枚近く入れているのですが問題なさそうです
真ん中のポケットはそこそこゆとりがあって取り出しやすいです
反省
➀仕切りの革を薄くする
内装の形は特に問題はなかったのですが、革が厚いせいなのか少し取りづらかったです。
革を薄くすれば柔らかくなって取りやすくなりそうですね
②縫い穴を事前に開けるべきところを見極める
内装と外装の取り付けの最後の方で、
菱切りが垂直に刺せないことがあって縫いがガタガタになってしまったことが悔やまれます
重なった革のせいで菱錐が入りにくいことは往々にしてありそうなので、そのような箇所は事前に縫い穴を開けておいた方がよさそうですね
うまくいかなかったことがありましたが、やってて楽しかったです。こういう細々した作業が小さいころから好きです
また時間があれば作っていきたいと思います。今度は革の立体成型をやってみたいですね
今回は以上となります
読んでいただきありがとうございます