前回の記事で書いた撮影ボックス用のLEDライトが思ったより暗くて、他のものを探してみました
撮影用のLEDライトについて調べていくと、自然光≒太陽光と比べた見え方の指標である演色性という言葉に行き着き、さらに調べていくとテープLEDやそれを利用したLEDライトバーというものがあることを知りました
物を撮るうえで実際と写真で色がずれてしまうのが暗いことよりも面倒なことなので、高演色性の商品を買うことにしました
色々調べた結果この商品を買うことにしました
これのレビューをしていきたいと思います
超高演色ウルトラスリムライトバー
種類
長さは以下の4つが売られていました
- 18cm:税込980円
- 30cm:税込1,380円
- 58cm:税込1,880円
- 86cm:税込2,480円
色は以下の4色があり、色温度によって分けられているようです
- 昼光色 :6275K±255K
- 昼白色 :5169K±141K
- ナチュラルホワイト:4123K±137K
- 電球色 :2958K± 87K
今回は、撮影ボックスの一辺が35.5cmなので長さは30cm
太陽光の色温度は5,000~6,000Kらしいので昼白色を選択しました
実物
商品はこんな感じでした
30cmに21個の3528LEDチップが設置されています
3528は35mm×28mmの意味で他に5050や5630があるそうです
拡大してみたのがこちら
LEDは大体1.4cm間隔でありますね
電源コードは内径2.1mm外径5.5mmのDCジャックコードだと思います
裏には細い磁石が2個がついていました
磁石はスライドして移動させることができます
ネオジム磁石のため磁力は十分で
磁石をバランスいい位置に動かせば下の写真のように逆さに設置しても落ちないですね
パネルと違って磁石を付けることができるので、1枚だけワイヤーネットにしておいて正解でした
電源について
購入したお店では以下のようなACアダプターが売られているので一緒に購入しました
30cmのものが1本電圧12Vで消費電力4.5Wということで2本で9W
9÷12=0.75Aの電流が流れるということで余裕をもって12V 1.5A以上を買うのがいいのでしょう
ACアダプタをたくさん買う必要がないように分岐ケーブルもあるので購入しました
撮影結果
左右に1本ずつ計2本設置するので合計42個のLEDライトで照らして撮影をしてみました
特に編集せず、そのまま現像・アップロードしてます
LEDライトにディフューザーがなかったので多重影ができないか心配でしたが
特にできてなく、十分な明るさを感じられます
明るさの比較
比較用に前回の記事で紹介したUTEBITのLEDリングライトを載せます
同じ撮影条件で撮影してみました
右のリングライトのほうが明らかに暗いですよね
右の撮影条件を変更して同じくらいの明るさになるように調整してみました
完璧に同じ明るさになったわけではないですが、シャッタースピードが1/80秒→1/40秒
と2倍に変更して大体同じ感じになったので露出としては約1段違います
言い換えるとライトバーの方が光量が2倍あるともいえますね
色合いの比較
大体明るさを同じにしたものを並べてみました
ライトバーとリングライトで光の当たり方が違うため、比較できそうなものではありませんね
実際に見てみると少し違う気がするのですが、言われないとわからないレベルでした
高演色は赤色系や黄色系の淡い色に対して効果があるそうなので寒色系では比較が難しいのかなと思います
高演色性の効果についてはよくわからなかったのですが、明るさははっきりと違いを感じることができました
個数はリングライトは160個、ライトバーは計42個とリングライトの方が多いのに
明るさはライトバーの方が約2倍明るい結果になりました
LEDの明るさを知りたいときはLEDの個数だけではなく、消費電力や使われているチップの種類も見ながらやるのがいいのかなと思います
商品撮影には必要十分な光量を手に入れることができるので、小物を撮る際の撮影用ライトにこのLEDライトバーを試してみてはどうでしょうか
今回は以上となります
最後まで読んでいただきありがとうございました