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平成最後の日にブログ始めました。レザークラフト、写真をメインに書いています。

X100Vが発売されたのでPeak Design仕様の専用リストストラップを自作

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今日2月27にX100Vが発売されましたね

楽天市場で購入した商品は今日発送とのことで手元に届くのは明日になりそうです

 

X100Vを使う上で手首にかけるストラップが欲しいと思っていて、カメラ用のストラップを調べていくと、Peak Designのものが機能性やデザインがいいなと思いました

 

しかし価格が高く、手ごろなリストストラップでさえ3,400円します

Cuff Camera Wrist Strap | Peak Design Official Site

加えてカラーが2色しかないため面白味にもかけます。デザインはとてもいいのですが

 

さらに調べていくと他社のストラップをPeak Designと同じように使えるようにするのアンカー周りの機器だけが売っていることがわかりました

そこで、他社のストラップを付けられるなら本革製のストラップを自分で作れば自分だけのストラップが作れると思ったので

今回はそれをレザークラフトで作っていきたいと思います

 

Peak Design アンカーリンクス

他社のストラップに付ける用に販売されているのパーツセットですね

定番カラーは赤なのですが

ニコンダイレクトにて限定色の黄色が売られていたのでそちらを購入しました

 

内容物

外箱はこのような感じでした

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パッケージ自体は赤のものと同一で、右上の黄色のシールだけが違いなのでしょうか

 

開けてみます

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開いたときに思ったのが、扉部分にマグネットが仕込んであります

パッケージを吊るす紐も蝋引きのようですし手の込んだものになってますね

定番の赤ですら2,300円もするのでこだわらないで安くしてほしい気もしますが

 

中身を全部出してみました

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黄色のアンカーが4つとアンカーを取り付けるアンカーハウジングが2つ付いています

 

アンカーハウジング

ストラップをかける部分が大小2ヶ所あります

狭いほうは約1.0cmの幅です

 

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 広いほうの幅は約2.0cmになっています

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パッケージにはストラップ幅は最大1.3cmとありましたが、

広いほうに1.3cmをかけると遊びが広く、吊るしたときに不安定な感じでした

厚紙で色々試した結果、1.6~1.7cmくらいの幅がちょうどいい幅だと感じました

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ストラップ製作

材料

  • Peak Design アンカーハウジング
  • 表革:和乃革のヌメ革(チョコ、厚さ1.0mm) 
  • 裏革:豚モミソフト(焦茶、厚さ0.5mm)
  • 糸・縫い針
  • 両面カシメ
  • のり(サイビノール)
  • トコノール
  • その他工具など

 

作成過程

➀革の切り出し

完成品は1.6cm×26cmの細長い長方形の革を曲げてストラップにしていきます

まずは完成品よりより大きめに革を切り出します

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②貼り合わせ

大きめに切り出した革同士をのりで貼り合わせます

裏地の豚革は無くても問題ないので、この作業はやらなくても大丈夫です

ただ、多少手間はかかりますが裏に革を張ると手触りが良くなるので貼るのをお勧めします

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注意点が1つあり

完成品のストラップは曲線を描くため、内側と外側の革で必要な長さが変わります

まっすぐ貼り合わせてから曲げると不自然なしわができやすいので、少しカーブさせて貼り合わせるときれいに仕上がります

 

③切り出し

貼り合わせたら目的の大きさに切り出します

切り出したものがこちら

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なぜこのように貼り合わせてから切り出しをするのかというと、

2枚まとめて革を切るので革の端がきれいにそろって見栄えが格段によくなるからです

 

④縫い穴空け

革が外れないようにするため縫っていきます。ステッチは飾りにもなりますね

ディバイダ―や菱錐を用いて穴を等間隔に空けていきます

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⑤縫い付け

縫い穴に従って縫っていきます

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今回は黄色の糸を使いました

 

アンカーハウジングへの取り付け準備

作ったストラップ部分をアンカーハウジングに付けていきます

同じ幅で短めの革を用意します

今回は1.6cm×7cmの革を用意しました

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カシメを打ち込んで留めるため、あらかじめ穴を空けておきます

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アンカーハウジングに取り付け

まずはのりで仮止めします

のりが付きやすくするために、表面をやすりで擦り荒らします

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アンカーハウジングを通し、穴が一致するように貼っていきます

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⑧カシメうち

最後に補強用の金具としてカシメを打っていきます

カシメ用の打ち棒またはハンドプレスで付けると思いますが、カメラをしっかりと支えるためにもハンドプレスで打ったほうが頑丈に仕上がり安心します

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縫わないタイプも作成

他にキレイな青色の革があったのでこちらも作成してみました

縫うのは大変なので、糸を使わないタイプにしてみました

縫わない分カシメを2つ付けてみました

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革が剥がれないか少し心配だったのですが、のりがしっかりと塗られていれば簡単にはがれることは無さそうです

 

使い心地としては、縫った方が糸が肌に触れるので少し気になります

反対に縫わないタイプは革だけのサラサラした感触なので付けていて心地がいいです

あれ、縫ったの失敗なんじゃ……

 

手首に付けてみたのがこちら

自分の手はかなり大きい部類なので参考程度に

 

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ストラップ部分の革の長さはチョコが1.6cm×26cm、青色は1.6cm×28cmと2cm青色の方が長いのですが手の通しやすさは結構違います。青のほうは簡単に通せます

長い1枚革は用意するのが大変なのも考慮すると、28~30cmあたりで作ると予算を抑えつつ使い心地のいいものが出来上がりそうですね

 

アンカーリンクスを活用すれば、機能的なオリジナルストラップを作ることができるので、気になった方は作ってみてはどうでしょうか

あと今回は試作的で細部が雑な仕上がりでしたが、

キレイに作ったものをメルカリで売ったら需要はあるのかななんて思いました

 

ストラップが思ったよりいい感じに出来上がったので早くX100Vに合わせてみたいです

明日28日の昼頃に届くらしいので楽しみです

届いたらアクセサリー類と一緒に使用感のレビューをしようかなと思います

 

今回は以上となります

最後まで読んでいただきありがとうございました